2021年04月03日

八岳の滝、月虹

八岳の滝、月虹
カメラ:Canon EOS R
レンズ:TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSD
撮影日:2020年10月31日

長野県小海町、八岳の滝に架かった月虹。この滝は八ヶ岳の麓、松原湖から山奥に進んだ場所にあります。近くには稲子湯温泉や登山口があるため、林道はそこそこ車が通ります。とはいえ、私が訪れたのは夜なので誰にも会いませんでしたが。林道から滝までの風景は、いかにも土木工事現場という雰囲気で、『人の手が入っています』感が結構あります。台風による土砂災害があったので、仕方ないんですけどね。ただ、滝そのものは相変わらずで、美しい水流はずっと眺めていても飽きません。

林道から近く、滝までの道もよく整備されているので、月虹撮影にはうってつけ。以前から狙っていましたが、なかなか天気の良い夜に巡り合わず、去年ようやく写真に収めることができました。滝に近づいたり離れたり、撮影の自由度が高いのもナイスですね。
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2020年12月16日

月虹と明けの明星

月虹と明けの明星
カメラ:Canon EOS R
レンズ:TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSD
撮影日:2020年8月7日

山梨県早川町新倉、内河内川に落ちる不動滝に現れた、仄かな月虹。写真右上に一際大きく明るく光っているのは、明けの明星・金星です。山の上から金星が現れた瞬間、あまりの明るさに車のヘッドライトかと思ってしまいました。今まで数え切れないくらい金星を見ていますが、この時が人生で一番明るく感じました。なんでだろ。

この滝は内河内川の広い河原部分に落ちているので、南側がとても大きく開けています。なので夏で天気さえ良ければ、月が昇ってから沈むまで、あるいは夜が明けるまで、ずっと月虹を見ることができます(もちろん、立ち位置は月の動きにあわせて移動します)。実際、ここに着いた時は雲が広がっていて月を隠してましたが、諦め切れずにしばらく粘って待っているときれいに晴れ、以降太陽が昇って月虹をかき消すまで、約4時間も月虹を見続けることができました。

尚、滝に近づくには、内河内川を渡渉しなければなりません。この時は長靴で渡れましたが、水量が多い場合はどうなるか分かりません。しかも滝のすぐ下流には大きな堰堤があり、もし流されたら命の保証はありません。また、この広い河原は工事現場(資材置き場?)にもなっているようなので、現在どのような状況になっているのか不明です。

というのも、帰宅して調べて初めて知ったのですが、この川の上流ではリニア中央新幹線の工事が行われているのです。どうやら川沿いの林道から、非常口トンネルを掘っているようです。撮影中、深夜の林道なのに大型トラックが山に向かって走って行くので、変だなと思ってました。山の上から昇った金星を、ヘッドライトと勘違いしたのもこのためです。

ちなみに朝になると、それはもう次から次へとトラックが狭い林道に入ってきて、歩くだけでも身の危険を感じました。しかもここだけでなく、早川町のメインストリートである県道37号線(南アルプス街道)も、大量のトラックが行き交い、巻き上げる砂塵がすごかったです。コロナじゃなくても、マスクをしたくなりました。
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2020年08月02日

対島の滝と月虹(ムーンボウ)

対島の滝と月虹(ムーンボウ)
カメラ:Canon EOS 5D Mark II
レンズ:CONTAX N Vario-Sonnar T* 2.8/17-35(EFマウントに改造)
撮影日:2014年3月15日

静岡県伊東市、対島の滝と月虹(ムーンボウ)横構図バージョン。前回アップした受賞作よりも以前、今から約6年半前にこの滝で初めて月虹を撮影した時の写真です。左上には柱状節理の大淀小淀、その向こうの山肌には街灯りが写っています。夜中だから誰もいない……と思いきや、結構釣りをする人がいたりします。滝のこちら側で見かけたことはありませんが、向こう側の大淀小淀では、夜釣りをしている人達を何回か見かけたことがあります。

天候によって水量が大幅に変わってしまうところがナンですが、朝昼夜を問わず何度も訪れている、私のお気に入りの滝です。最近、どうやら滝に向かって左側の崖の先端が崩落して、風景が少し変わったようですね。また撮影しに行かねば。
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2019年09月30日

旭滝、月虹の滝壺

旭滝、月虹の滝壺
滝前は広く、いろんな角度から撮影できるので、月虹も長時間見られました

静岡県裾野市今里、旭滝に現れた月虹。住宅地のすぐそばにあり、近くには高速道路も通っていて、人間の気配がプンプンしているにも関わらず、ワイルドでナイスな旭滝。あまりに市街地に近いので光害を心配していましたが、夜空は暗く星もよく見えてました。ただこれで月明かりがなかったら光害の影響が顕著だったのかもしれません。とはいえ、そもそも月が出ていなければ月虹は撮れません(笑)。

ここには3時間くらい居座っていて、その間ずっと月虹を見ることができました。しかし、月虹が薄い。もうちょっとクッキリ大きく出てくれないかなと期待して粘っていましたが、いかんせん水量が少ない。もう少し水量があれば良かったのですが、この滝は枯れて水が流れてない時もあるので、薄いながらも月虹を撮れただけラッキーだったと思ってます。

にしても、今年月虹を撮影できたのはこの1回のみ。今年は満月の前後になると、必ずと言っていいほど天気が悪い。8月の夏休みの時も期待して計画を立てていましたが、よりにもよって台風襲来。神様は私に嫌がらせをしてるんでしょうか。この日も当初計画していた滝が悪天候で、晴れていたのは裾野市周辺のみ。なので、意地悪な神様の隙をついて急遽予定変更しての訪瀑でした。今年の満月はあと3回。なんとか晴れて欲しいものです。
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2018年09月02日

宿題だった乙女の滝の月虹

宿題だった乙女の滝の月虹
星空は新緑に隠れてしまいますが、月虹はしっかり出た乙女の滝

栃木県那須塩原市、乙女の滝に現れた月虹(ムーンボウ)。この日は月虹が出る時間帯の直前まで雲が空いっぱいに広がっていて、撮影は無理だなとほとんど諦めていました。かといって、すぐ帰るのもしゃくだったので、しばらく車の中でふて寝を。するとにわかに外が明るくなり、空を見上げると嘘のように雲が消え去っていました。この逆の、晴れていたのに月虹が出るタイミングになったら雲で月が隠れてしまった、というパターンは何度も経験していますが、こんなラッキーは初めて。おかげで、前回よりもはっきりとした大きな月虹を撮ることができました。これでかねてからの宿題はクリアできたかな。
posted by ISO at 00:51 | Comment(0) | 月虹