カメラ:Canon EOS R
レンズ:TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSD
撮影日:2020年8月7日
レンズ:TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSD
撮影日:2020年8月7日
山梨県早川町新倉、内河内川に落ちる不動滝に現れた、仄かな月虹。写真右上に一際大きく明るく光っているのは、明けの明星・金星です。山の上から金星が現れた瞬間、あまりの明るさに車のヘッドライトかと思ってしまいました。今まで数え切れないくらい金星を見ていますが、この時が人生で一番明るく感じました。なんでだろ。
この滝は内河内川の広い河原部分に落ちているので、南側がとても大きく開けています。なので夏で天気さえ良ければ、月が昇ってから沈むまで、あるいは夜が明けるまで、ずっと月虹を見ることができます(もちろん、立ち位置は月の動きにあわせて移動します)。実際、ここに着いた時は雲が広がっていて月を隠してましたが、諦め切れずにしばらく粘って待っているときれいに晴れ、以降太陽が昇って月虹をかき消すまで、約4時間も月虹を見続けることができました。
尚、滝に近づくには、内河内川を渡渉しなければなりません。この時は長靴で渡れましたが、水量が多い場合はどうなるか分かりません。しかも滝のすぐ下流には大きな堰堤があり、もし流されたら命の保証はありません。また、この広い河原は工事現場(資材置き場?)にもなっているようなので、現在どのような状況になっているのか不明です。
というのも、帰宅して調べて初めて知ったのですが、この川の上流ではリニア中央新幹線の工事が行われているのです。どうやら川沿いの林道から、非常口トンネルを掘っているようです。撮影中、深夜の林道なのに大型トラックが山に向かって走って行くので、変だなと思ってました。山の上から昇った金星を、ヘッドライトと勘違いしたのもこのためです。
ちなみに朝になると、それはもう次から次へとトラックが狭い林道に入ってきて、歩くだけでも身の危険を感じました。しかもここだけでなく、早川町のメインストリートである県道37号線(南アルプス街道)も、大量のトラックが行き交い、巻き上げる砂塵がすごかったです。コロナじゃなくても、マスクをしたくなりました。
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