この両門の滝もおそらく無名の滝。大血川上流は美しい水景がいっぱいでした
埼玉県秩父市大滝、大血川西谷の上流・石楠花沢の右俣と左俣が、滝となって出合います。2つの沢が同じ場所で滝となり、1つの滝壺を共有する両門の滝は私の大好物。この滝を見るために大血川へ来たのですが、期待に違わぬ素晴らしいお姿。高さはそれぞれ10〜15m位? と小さいながらも、左の滝は岩に跳ね返りながら真っ直ぐ落ち、右の滝は岩肌を滑るように流れ落ち、それらを一目で眺められる滝壺に、時間を忘れて長居してしまいました。
前記事の滝からさらに上流に遡り、大血川西谷本流であるワレイワ沢と別れて石楠花沢に入り、大崩落した山の斜面を横切るとすぐ上にこの滝はあります。道は遡行途中にある堰堤までですが、特に難所はありません。とはいえ、取水施設があったり沢を渡渉したり崖崩れした場所を通ったりするので、訪れる際はくれぐれもご注意の上、自己責任で。