第一いろは坂の下、方等滝の上流にあります。願わくば、治山工事で滝が消滅しませんように
栃木県日光市、秘境というワケではないけれど、少々行きづらい場所にあるアクダラ滝。というのも、たどり着くには工事現場を通らなければならないのです。そこでまずは現地へ行き、現場の人に通らせてもらえるようお願いしてみよう……と思ったら、朝早すぎて誰もいない。とりあえず無人のプレハブ小屋にむかって「失礼しま〜す」と声をかけて通過しました。ちなみに帰り、事後報告だけど挨拶しようと思ったら、車両はあれど人影なし。結局、誰にも会わず終いでした。
このアクダラ滝、どこからどこまでを滝と呼んでいるのか分からないくらい、あちこちから水が流れ落ちていました。本流である深沢の左岸上部から水が溢れ、山肌一面を水が覆っていました。この写真は滝の最上部、湧水地点直下の苔の岩壁です。水飛沫が絶え間なく降り注ぎ、ワタシもカメラもびしょ濡れになりました。前も後ろも右も左も、文字通り四方八方水だらけ。さらに木漏れ日が滝を照らし小さな光芒を作り出していて、本当に美しい水景でした。
参考までに、アクダラ滝はGoogle マップの航空写真でも見ることができます。恐るべしアクダラ滝(とGoogle マップ)。